「その他雑酒(2)」の攻防


 ビールに対する低価格商品として開発された発泡酒ですが、商品が高品質化してど れも美味しくなってきました。低カロリーなど機能が付加されて差別化が図られていますが、やはり訴求ポイントは「価格」でした。以前の価格戦争が勃発したときにア サヒが発端で10円値下げしたりして、その際業界で400億円の利益が全く利益を産まずに失われたといわれています。
  それ以来「ビールメーカーは財務内容が悪化し、口々に儲からない儲からないと言い、家庭用市場とは関係のない業務用市場まで経費削減を迫ってきています。

 その中で競争に敗れたサッポロは正に倒産の危機に瀕していました。そこで、更なる競争に勝つ為、「その他雑種(2)」つまり「麦芽を一切使わなければ酒税が安い」ということに着目して、ビールでもなく発泡酒でもない「発泡性アルコール飲料」を開発しました。それが「ドラフトワン」です。

 ある噂で、サッポロビールが倒産することで市場が混乱し、酒税の徴収に危機を抱いた政府機関の人間が、倒産を回避させるために酒税の盲点をサッポロにアドバイスしたとも言われています。

 同時期にサントリーはビールに麦焼酎をまぜることで、「リキュール類」とした 「スーパーブルー」を「ドラフトワン」と同価格で発売し、業界3位、4位の命運を分けた争いとなりました。
 結果は「ドラフトワン」の勝利となったのでしょう。発泡酒市場に食い込んだ「ド ラフトワン」の圧力に押され、ついにキリンとアサヒも「その他雑酒(2)」の開発を宣言。アサヒは「新生」として新商品の発表をしました。

 果たしてまた「第2の発泡酒」として価格競争や企業体力勝負の景品付けなど不毛の争いの結果、サッポロが倒産の危機!などにならないことを祈っています。

2005/02/07




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